「地域猫」 第12頁
と~ってもご無沙汰してしまった「地域猫 ガイドライン素案」の続きです。
カテゴリの「地域猫」からも過去の分が見れますので、
ご興味のある方はぜひご覧ください。
今回の章もちょっと長いですので、2回に分けて記載いたします。
では本文です。
『
8 地域猫活動
地域猫とは、地域の有志が、地域住民の理解と協力を得たうえで、これ以上増えないようにその猫の不妊去勢手術を行い、エサ場の管理や糞尿の始末など、一定のルールに従って飼養管理する一代限りの猫のことです。
行政、獣医師会、動物愛護団体は、それぞれの役割分担に基づき、「地域猫活動」を支援します。
ご不明や点については、保健所までお問い合わせください。
(1) 地域猫活動の必要性
糞尿、鳴き声や頭数の増加など、野良猫に関する、様々な苦情や相談が町内会や保健所に寄せられております。
一方、猫たちの立場からすれば、猫は人に被害を与えようと行動しているわけではなく、本能のまま自由に、あるいは、必死に生活しているだけです。 野良猫は、自分から望んで野良猫になったのではなく、人の勝手さが原因で、人の都合で変えなくなったり、生まれた子猫が捨てられた結果なのです。
また、糞の世話など適切な管理ができないのに、「かわいそうだから」と野良猫にエサをあげるだけの人がいることも一因です。
このままでは、野良猫同士、あるいは、飼い猫と野良猫間で、繁殖を繰り返し、飼主のいない猫はますます増えてゆきます。
猫問題を解決するには、飼い猫については飼主が責任をもって適切な飼養を行うこと、野良猫については、先進地で効果があるとされている地域猫活動へ取り組むことが有効です。 』
当院にも、野良猫さんの保護に一生懸命な方が数名いらっしゃいます。
保護しては名前をつけて家族として大事に飼われている方。
保護し、避妊・去勢手術、ワクチン接種等までご自分の負担でされた上で、里親さんを探される方。
保護し、避妊・去勢手術をして、また保護した場所に返される方。
本当に頭が下がる思いです。
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